2012-10-12 『金木犀の香り』言葉の展覧会1440 昼、とぼとぼ歩いていると もわ〜っと 夜、外に出ると ほわ〜っと キンモクセイの香りが漂ってきた ほんの一瞬、えもいわれぬよい香りにぼくはつつまれる ささやかな秋の このなんともいえない金木犀の甘い匂いは 宇宙に僅か漂う幸せの香りだ それを感じることができたら 悩みや迷いがふっとんでしまった 幸せになれるぞ きっと ああ、金木犀の香りが ぼくのもとへやってきた やがて宇宙の幸せが訪れる そのとき一瞬は永遠に ああ、いい香りだ ◇ ◇