『アーニー・ガンダーセン』言葉の展覧会1295

吉田逸郎さんより「売れている本」ということでこんなメールをもらった。*************

福島第一原発―真相と展望 [著]アーニー・ガンダーセン

この『福島第一原発─真相と展望』の著者アーニー・ガンダーセンは、事故7日後にCNNテレビに出演し、「核燃料の70〜80%がメルトダウンしているだろう」とコメントした。全米で原子炉の設計、建設、運用、廃炉に携わってきた原子力技術者である彼の予見が正しかったことは、後日明らかになった。

素人なりにこの1年で学んだ原子力関連の知識だけでも、そこにある危機の重大性は理解できたが、その筆頭は、四号機の使用済み核燃料プールで起こるかもしれない火災だった。
〈大気圏内で行われた歴代の核実験で放出された量を合わせたほどの放射性セシウムが、四号機のプールには眠っています。(中略)四号機の使用済み核燃料プールは、今でも日本列島を物理的に分断する力を秘めています〉
 ガンダーセンによれば、取り出して間もない炉心が入っている使用済み核燃料プールで起きた火災を消す方法は、誰も研究したことがないらしい。だから彼は、もし四号機が崩れたらすぐに逃げるよう、東京の友人に忠告している。