『春の嵐』言葉の展覧会1293

巡ってきた春
まだ寒く
吹き荒ぶ嵐のなかで
桜の蕾が
ぶるぶるふるえている





春の嵐
ビュンビューンと
走り回る

春の嵐
ガツンと叩いて
走り去る

春の嵐
桜を倒して
逃げてゆく

春の嵐が戸や幌等を飛び散らし、ヒライくんとこの桜の木まで薙ぎ倒してしまった。なんということを。