『逃げた政府逃げたメディア』 言葉の展覧会1105

目に見えぬ濃い霧がたちこめ出したことが
知らされるやいなや
この街からいちはやく逃げた
銀行や郵便局
政府の者はもとより新聞社も逃げ出した
あの街でも
この国のメディアはみんな逃げ出した
逃げずにいたのは
残った住民と
外国の新聞記者やセブン・イレブン



メディアの画面が毎日連呼している
「がんばろう、日本」
「日本の力を、信じてる」



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加藤典洋『政府と新聞の共同歩調』(朝日ジャーナル原発と人間」)を読んで