『晴耕雨読』 言葉の展覧会1073

雨が横殴りに強く
大地にたたきつけている
つい先ほどまで汗を流して土を掘り起こし
いろんな種を蒔いたところだ



いまは時代の大きな分岐点
ぼくは本を手に取って
次の時代のページを繰ってみる
見えない
また一冊取って繰ってみるが
やはり見えない
また1冊また1冊と・・・
まったく見えない
・・・・・


ふと
窓外の種を蒔いたところを見る
大地は雨を受け入れ吸いこんでいる
そうか
来る時代を読むのは
再び
大地に聴き
大地からもらうしかない
のか