『攪乱する家』 言葉の展覧会980

aiueokaki2010-12-12

 
その館内には屋根がない
代わりに森があり山があり雲があった
まぎれもない家
家とは、住むとはこんなものなのだ
という思い込み
から遠く
離れて
透明な建築の内蔵
楽しむ犬
座り寝転び歩き回り思考する
やはり洞窟なのだ
勝手に生成した家
だからここで勝手に暮らすしはかない
ひとときの棲む住む体験
脳内に入る
そして街へ