「0年代の想像力」言葉の展覧会639

aiueokaki2008-08-20

内へ内へ引きこもって
あまりにも軟弱で欺瞞だったばかりに
いつのまにか雲散霧消するセカイ
そこへ忍び込んでいたのがケツダン
小さな物語を選択しろ
逃れられない物語
無根拠承知でつくるかい
信じたいものを信じろ劇場の
そのわかりやすさと
たまらない刺激
突然
理不尽なゲーム9.11
「正義」という名で
過酷なサバイバルが強制され
バトルロワイヤルに動員
さあ、戦え争え
わがコイズミを信じたまえ
ケツダンの下での
思考停止の
快楽
それから飛び出る欲望 格差 嫉妬 暴力 憎悪 貧困 偽装 腐食
生き苦しさ 

トツゼン
リフジンナ・・・



(ようやく想像力の全貌が見えてきた
ゼロ年代
さて あらわれた現代の想像力「決断主義」にどう向かっていくのか
どう付き合い克服していくのか)


※『ゼロ年代の想像力宇野常寛早川書房)を面白く拝読した。30歳の若手、宇野常寛によるサブ・カルチャー批評は冴えている。久々に新鋭の批評家の登場である。このゼロ年代の閉塞的な状況を切り拓いていってほしい。