「読書1」言葉の展覧会428

        もうひとつの世界に入れば
        もうひとつの自分が現れ
        もうひとつの世界を生きる


これまでの 自分は
粒子になって
パーーーーッ と 拡 散 し
千の風に 乗って 飛んでいく


どこかからあたたかい声が聴こえてきて
もうひとつの自分をつつんでくれる


恋をして
熱く
   熱く
     燃える


驚くことだ
なぜそうあるのか
胸ときめかし


本はもうひとつの世界の入り口