「元日の朝の夢想」 言葉の展覧会408

aiueokaki2008-01-01

透き通った青空のなかに
どっかりと雲が居座っている
陽に当たった部分がやけに白く明るい
その下の地上は刺すような寒さで指先がいたい
元日の朝 なんとはなしに
ぼくはPのことをかんがえる


それは誰も知らないし
おそろしく根気がいって
報いのないたいへんな作業だと言われている
でも それに気付いた誰かがやらなければならない
でないと みんなはズルズルと滅びの方に行ってしまうだろうから
だからぼくはPのことをかんがえつづけている


あの青空をみつめていると向こうから
そしてぼくの内から
何か交換し合う音が聴こえてくる
音はオノマトペの声となり
やがて歌となり
透明な風となる




新年 明けまして おめでとうございます
この『言葉の展覧会』、今年も気が向くままに続けていきたいと思っています。
まぁ、ぼちぼちでんな。



※写真は、先程(10時過ぎ)撮ったもの。上記の言葉のようではありません。