「恋の最中」  言葉の展覧会169

そよっと
5月の風が吹いて
あまい薫りを連れてくる
アムールプレートの東の縁
きみは薫風に髪をなびかせ
少しずつ東へ動き
ぼくを迷わせる
オホーツクプレートにぶつかって
きみは微笑む
東縁変動帯に
ぼくの顔は赤らみ
圧縮力が生じる
きみはそっと手を出し
各トラブでは
ぼくの頬をつつんで甘い口づけ
フィリピン海プレートに乗り上げようとしている


ぼ、ぼくはきみを・・・
東縁変動帯の一角が崩れると
圧縮力が少し増え
連鎖的に大きく揺れる
わたしも・・・


そうなればトラフのひずみも増大して
最終的には
巨 大 地 震 !!


   ・・・・・


すでに活動期は始まっている
ある日突然 
どんなときかはわからないが必ずおこる!
だから