「幸せも不幸も」  言葉の展覧会64

aiueokaki2007-01-21

冬の土曜の夜
4人の少年たちは歌っていた 会社員、無職、高校生
4人の少女たちも歌っていた みんな中学生
ときに可愛らしく ときに熱唱して みんなで幸せにワイワイと
しかし、こんなことになろうとはおもってもみなかった


突然の大爆発
燃え上がる炎
焦げる髪
絶叫する少女!
「火を消さなきゃ
消化器は、消化器はーー」
「上に子どもがいる。助けてーーー」
みんななにがなんやらパニパニ、パニック!!


「カラオケ店爆発、炎上」
1人無職18歳の少年死亡 2人心肺停止


ある日突然の死が訪れる
豊かになっただけにリスクは大きい
老いも若きも関係なく死がやって来る
それはすでに用意されていたものなのか
運命はいたましく過酷だ
S「平凡ってもんじゃないよ、世界は。美しいってもんじゃ・・」
K「世界は絶対理解できないよ」



突然やってくる大惨事に、死に、戸惑うばかり
つい先程の幸せが180度転換して不幸に
何が幸せか 何が不幸なのか
幸せの内に不幸は忍び寄って・・

しかしこれが世界さ
幸せも不幸も
これが人生なんだよ
覚悟しておくことさ今から


合掌




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それにしても、店長も近親者も消防署も行政もよくここまで安全対策を放っておいたものだ。
責任逃れの責任はあるのでは。
死んだ少年たちはまだこれからの人生だったのに・・・・・・。ご冥福をお祈り致します。