阪神淡路大震災きょう１２年 〜言葉の展覧会６０

　　　　　　　 ＭＥＭＯＲＹ

きざむ
かたられなかったきおく

きざむ
いまなおかたられるべききおく

きざむ　
かたりつぎたいきおく

刻む
いつかのだれかにあてて

刻む
未来のあなたと分かち合えれば

刻む
しずかに　やさしく

　　　　　　（１．１７に寄せて「阪神大震災きょう１２年」）

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この日になると、あの時が蘇ってくる。もう死ぬのではと思った程の大きな揺れ、家族の命を確かめ合った時、家具が倒れ、家中落ちた物の散乱、ガスがもれた匂い、明るくなって外へ出ると倒壊した家々、倒れた電柱、亀裂が入った道路、亡くなった人・・・・・。その後、何日も水とガスは止まり、近所や職場で助け合ったこと、ボランティアの方が来てくれ人のあたたかみを知ったこと、・・・・・。命、絆、そして人間としての大切なものを今年も刻みたい。