言葉の展覧会59

aiueokaki2007-01-16

1月だというのに
雨がそぼ降っている
傘もささずに小走りに夜をかいくぐると
いつのまにか宇宙の片隅に佇んでいた
ぼくは圧倒されちまった
この指さした先はどこまで続くんだろう
宇宙の広大さのなかでおもった
人間関係なんてとるにたらないことだな
いじめられたからってどうってことないよ
人間の争いなんて実にバカバカしい
冷たく細く降りかかる雨の向こうを
ぼくはずっと見つめていた



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吉田さんからこんなメールがあった。
「・・・・・ 今年もよろしくお願いいたします。私はゴロゴロしすぎで、筋力が落ちそうです。体力つくりの1年にしたいと思います。

阿弥陀堂だより』をかいた南木佳士の『海へ』を読みました。その中の出てくる言葉に心打たれました。まるで、私自身のことを指摘されているようでした。
「おめえはそうやっていくらかむしちゃあ背伸びして仕事のはかどり具合ばっかり気にしてるだ。だから、残りの仕事の多さばっかりが気になっちまうだ。じっと下を向いて、とりあえず、目に入る草をかたづけて、そうやって一歩ずつ前に進んで行きゃあ、いつか必ず仕事は終わるだ。仕事というものはそういうもんだ。とりあえず、とりあえずってとなえていりゃあ、いずれそのとりあえずが終わるだ。体さえ丈夫だら、必ず終わるだ」

諸富祥彦 『悩みの整理術』   
  「悩んでない人なんかいない。問題は悩みの螺旋地獄にはいるか、はいらないかである。自分の心に悩みがあるとき、『そうだね、自分はいまこんなことで悩んでいるね』と、悩みを排斥せずに認めてあげる。そうすることで、悩みを客観的に見ることができて、螺旋地獄に入らない」 
この言葉当たってるなと思いました。」