世に腹立たしいことや惨い事件ばかりが

aiueokaki2006-05-11

ここ数年、世に腹立たしいことや惨くて辛い事件ばかりが続く。


おそらく今のような政治は、数年先には無くなっているだろう。こんな競争や数字信仰の一元的思考人間や拝金猛者が跋扈するギスギスした息苦しい監視社会をつくりだした時の政権は、もうそろそろ終止符を打ってもいいくらいだ。まぁ、放っておいても短命に終わるにちがいない。


もう末期症状の兆しがあちこちに見えてきている。耐震偽装事件やライブドア事件、米国産牛肉事件、防衛施設庁官制談合、・・・と表に出るものだけではない。格差は拡大し、高額所得の経営者やIT長者等が出現するようになった一方、派遣社員、パート等の非正規雇用者の労働条件が劣悪になり、低賃金で所得の低下をもたらし貧困者が増大している。また、ニート、引きこもり、鬱病、そして自殺者が大量に生み出されもしている。格差は企業だけでなく地方や教育にまではね返っている。例えば、「下流」「負け組」に落とされた過疎の地方社会(医療、近々に郵便)。老後が不安な年金、保険、福祉。数字や形やカネばかりの虜になっていく教育と少年凶悪犯罪の増加とモラルの低下(そのための教育基本法カイセイ? 愛国心? バカか! 自分たちが生み出しておいて)と「下流」層のこどもたちのおそろしいくらいの学力の低下と学びからの逃走(にもかかわらず、さらに悪化さすような教育改革をやろうとしている。学力世界一のフィンランドとは正反対の方向に舵をきって)。それから戦争への道をどんどん整備していく政治(をつくる多くの政治家ども。アメリカにはぺこぺこ、アジアの国には強がりで何が強くて誇りのある国だ?)。・・・・・。


しかしこのまま行けば犠牲が多い。病む人や死者ももっとたくさん出るだろう。そして大気汚染ばかりじゃなくて、脳内汚染に体内汚染、そして心の汚染もどんどん進むに違いない。そして不安の醸成。それは大衆を上手く操縦するにはもってこいだ。安心セキュリティ社会という名の相互監視体制、国家忠誠や愛国心を強要させる教育基本法の改正、異を唱えるものには共謀罪(かつての治安維持法)。なんだかあのかつての戦争前の1930年代と似たような空気(状況)になりつつあるのでは・・・。


ここ数年、世に腹立たしいことや辛い悲しい事件ばかりが続く。ワンパターンで一元思考の人間が政権をとっていくとこういう社会になっていくのではないだろうか。このことにもっと多くの人が気づくべきだと思う。特に「負け組」や「下流」に落とされた人が。
ところがこの時代の空気がそうさせるのか、一元的価値・単一のものさしで何事も測って生きていこうとする人や何か強いことを言ってくれるような政治家に靡いていこうとする人(「動物化」した人)が大多数になっている現状は憂慮、憂慮、憂慮。先程、今の政治は短命に終わるかも、と書いたがひょっとしたらもっと長期化して恐ろしい事態になるかも・・・
(こんなことを書いて、ちょっとガス抜きをしておかなければやってられない。でも、ストレスがたまる〜!)