テレビという情報コントロール機構?!
ここんとこ、マスメディアに対して腹立たしいことが多い。先程、ABCテレビ(朝日テレビ)の「たけしのTVタックル」とかいう番組で自民党と民主党の政治家さんたちが出ているのを半時間程見たが、どうしようもないほどくだらなく、気分が悪くなったのでチャンネルを変えた。それは自民党のコマーシャル番組そのものと言っていいくらいだった。中身は、面白おかしく本音のバカ騒ぎをしているだけ。こんなものを長時間見た人は、政治をバラェティの笑いで誤魔化され、知らないうちに大政翼賛的な洗脳を受けてしまうのでは。いったいこんな害が多いバカ番組を誰が企画するのだろう。
折も折、その後パソコンに変えてネットサーフィンをやっていると、読売新聞のサイトでこんなのが載っていた。読売新聞社が全国のインターネットの利用者1000人に行った「衆院選ネットモニター」の第3回調査結果である。
“「劇場型選挙」TV好きは自民に
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平日1日あたりのテレビ視聴時間が長い層ほど、おおむね自民党や小泉首相を支持する割合が高いことが分かった。
先の衆院選では、自民党が、郵政民営化法案に反対票を投じた候補者に対立候補を擁立したことがメディアで注目を集め、「劇場型選挙」とも呼ばれた。テレビの長時間視聴層の多くが実際に自民党を支持していたことが、裏付けられた。
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http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20050919i212.htm
情報化社会の今日、恐ろしい調査結果である。あれは情報コントロールされた選挙だった、と言っても過言ではないかもしれない。国民統合や「戦争できる国→戦争する国」への鼓舞もこうしてマスメディアが手を貸していくんだろうな、と悪夢が走る。ジャーナリズム精神が消え失せた大政翼賛テレビは怖い。怖い、怖い。