おばあちゃん、しっかり!!

aiueokaki2005-08-21

はてさて
しばらく途絶えていた日記を再び立ち上げたい。ヨッコラショっと。

ここんとこ、98歳になる田舎のおばあちゃんの介護をしていた(もっとも田舎に行ける時間だけであるが)。おばあちゃんはこれまでよちよちと歩いてトイレへいっていたのだが、1週間前にトイレでこけてから、歩いたり立ったりするのがこわくなって寝込んでしまったのだ。身体の左側がどうもおかしく、何度も病院へ行こうと言ったが、おばあちゃんは頑なに拒むばかりだ。
「悪いとこはどこもない。もう98やから、足が立たなくなっただけ」
「悪いとこなかったら、寝込まんでもええやん」
とぼくが聞くと、おばあちゃんは、
「もう年やから。いつ死んでもええ」
と言い出した。「病は気から、そんなことゆうたら、よけいあかんようになるで。さっき悪いとこどこもない、元気やとゆうたやないの」
まぁ、最初はこんなやりとりばかりだったが、「歩けなくなったけども這うことはできるやろ。食欲もあるし、元気なんやから」ということで、寝床から隣の、78歳の母と食事をしている所までは這っていくことにした。しばらく寝込んでいたので筋肉が弱っていたのか、おがあちゃんは這うことに難儀した。手が震え膝をついた足がなかなか前へ進まない。側に付き添って、なんとか這うことができ、台所の座椅子にすわることができた。おばあちゃんは嬉しそうだった。
それから母に申し合わせて、1日に何回か這うリハビリをしよう、ということにした。昨日、今日とおばあちゃんに寄り添ってやっている。でも、わずか5メートル程の距離だが、めっきり弱ってきているのが分かる。
立って歩けなくなっただけでこんなに弱るものなんだ。
おばあちゃん、しっかり!!

 
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話が変わるが、田中康夫新党「日本」を立ち上げた(代表に頼まれた、といったほうがいいかもしれない)。なんだか政治が面白くなってきたように思う。21世紀初頭の日本の戦国時代の到来かもしれない。ホリエモンだとか「刺客」に選ばれたなんとか女候補者は単なるコマに過ぎない。ひょっとしたらこれから数年は、政党の再編劇が展開するかもしれない。とにかく小泉さんみたいな「他者」や未来を見つめないでいさぎよい(しかも中身のない)言葉だけを吐く人気取りだけの時代は早く終わらせなければいけない、と無党派層のぼくは思う。

※写真は、ギャラリー・芸術環境計画「かまぼこ」にて。