伊丹市立美術館へ  「小林陸一郎と環境造形Q」

aiueokaki2005-07-05

  今日は仕事を早く終わって、6時の閉館に間に合うように伊丹市立美術館へ行った。「小林陸一郎と環境造形Q」を見たかったからだ。職場から10分の距離である。
 やはり感動しながら足を運んでいった。「旅人の碑」がよかった。小林陸一郎はこう記している。「不思議に出会って人は感動します。感動を立体として表現すれば彫刻になります。人生という旅の中で出会った感動を<旅人の碑>として造形しました」。素朴な木の造形物と、そこに塗られた鮮やかな朱が脳裏に焼き付く。
 環境のなかに融け込むように造形物がおかれ、そこが感動の発信地になっているのは素晴らしい。小林、山口牧生、増田正和の3人がつくった「環境造形Q」のコンセプトは善し。「・・・台座の上にことごとく据えられたり、いかにも芸術でございますといった作品ではなく、みずからのなかにひとびとを受け入れ、ひとびとの参加を待ってはじめて息づくような作品であり、さらにあたりの自然、太陽、や地形、樹々や鳥、雨や風ともひびき合い語り合うものであってほしいとねがいました。・・・」


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 風呂上がりにTVを見ると、相変わらず政治屋さんらはしらけた茶番劇をやっている。もっと大事な審議があるはずなのに。衆院本会議で郵政法案可決。それにしてもジコチューで薄っぺらでごり押しの小泉さんが首相になってから世の中がギスギスして物騒になってきた。かなりきな臭い。嫌な渡世になってきたねー。まぁ、国民の大多数が選んだんだからしかたないか。支持率がまだ40%代らしい。民度も落ちたもんだ。いや、前から低かったか。