タレナガシ

aiueokaki2005-05-16

  今日は、仕事帰りに水垣尚展に行った。そこでは、あっちこっちに仕掛けがある。部屋中にはってある展示の針金をかいくぐると、突然、びんに入っていた水がジャージャーと出てきて驚いた。「タレナガシ」というタイトルはここからとったのか、なるほど。中央には「ペダルを踏んでください」と書いてあったので踏んでみると、四方八方が動き出した。うちわが煽られて垂れ紙を揺らし、ブリコラージュアートががちゃがちゃ音を立て、クマのプーさんが踊り、・・・というふうに、もう部屋一杯のでっかいおもちゃそのものである。
 2階では、段ボールののぞき穴から覗いたものをじっと見つめている映像があるかと思えば、ぜんまいを回すと10分ぐらい同じ所を音を立てながら掃除する。柱になった数本のトイレットペーパーの残り紙が、扇風機からの風にふわふわ揺れている。
 おもろいもんを作って人を驚かそうとする心意気がいい。いつまでも遊び心を忘れない水垣さんのインスタレーションから、創造する楽しさを教えてもらった。
 しばらく、水垣尚さんとギャラリー「かまぼこ」のオーナー篠原克治さん、梶原理恵さんと話をして帰った。クルマだったので、ビールが飲めなくて残念!!