『世の間』*No.2672
荒れ地に
突っ立っている
朽ちた一本の棒
ざわざわと
あるとき
あるあたりから
騒がしい声が漏れている
いつの時だっただろうか
時は去ってゆく
棒は腐って倒れ
人の愚かさと
儚さが
身に沁みた草たちが
一斉にゆれる
ゆれる
ざわざわと
・
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・
・
・
荒れ地に
突っ立っている
朽ちた一本の棒
ざわざわと
あるとき
あるあたりから
騒がしい声が漏れている
いつの時だっただろうか
時は去ってゆく
棒は腐って倒れ
人の愚かさと
儚さが
身に沁みた草たちが
一斉にゆれる
ゆれる
ざわざわと
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