燃え尽きた情念が 静かに漂っている 月の光は 打ち拉がれた人を照らす 個が溶解する窓辺 ひょいと悲しみが頭を擡げるが 果てしない時間の中で ぷるんと揺れて 消え失せる 薄っぺらな道の表面で 言葉がモノになっている *
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