『URA』 No.3638

悠々に(うらうらに)
静まる春日に
表を見せ裏を見せながらそっと落ちて
空にふ~んわり 浮かぶ
URA
池に少し手を入れると
ふわんとひろがる水輪
緑木も青空もゆれる

きみもあなたも
あのひとも陽気にはしゃぐ
URA

 

長閑な里山のなかの泉
シーンと静まりかえって
別れの歌と静かな孤独を愉しんでいる

 

さあ、
帰らなければ