『玉瀬お茶サロン』 * No.3367
  

みんなでワイワイ‼
 「この玉瀬のお茶サロンは、ホントに楽しいんです」と、本当に嬉しそうに話される。みんなでワーッとやります。美味しい本格的コーヒーを飲んで、お喋りをするんです。話題はいくらでもあります。社会的なこと、政治的なこと、世界の出来事、それに身近なこと等々。身近なことでは、あそこの嫁がどうのこうのとか、人の悪いことではなく良いことばかりを話します。 ときどき来られる方もおられます。その方は、ただここへ来て座っておられるだけでもいいんです。みんなの話を聞いておられるだけでも。玉瀬の女性はみんな心やすい人たちばかりで結びつきが強いですから。

いろんな世代との交流が楽しい
若さと老いのダブルパワー!!
 玉瀬のいいところは、結びつきが強いところです。女性の、です。若いママたちと年寄りの結びつきがとてもいい、と自慢げに話される。この玉瀬お茶会サロン(この名前がいいですが、正式名は、「玉瀬福祉部ふれあいサロン」。)は、月2回の催しをしておられます。本格的なコーヒーを飲み、ケーキを食べたり、カレー等おいしい料理を食べたり。時に、外へ花見に行ったり、メープルや明月記等へ行ったりして食べて楽しみます。年に何回かの催し(新春初笑い大岩谷地区との交流会、お鍋パーティ、健康講座、希望の家とひな祭り交流会〜二〇年続いています〜等)もします(この日は、約40数名の参加で「ミニベルコンサート」でした)。もう止めようかな、と言っていた子育てサロンも5年目に再開して、玉瀬お茶サロンに集まっています。いろんな世代との交流、共につくって食べて話し合うことがたいへん楽しいのです。ママさんたちや子どもたち、そして年配の方々が集まれば、ダブルパワーです、と誇らしく話されます。

最初は、4,5人ぐらいから
 「こういう方がおられるから、今こうして続いているのです。」
 一番最初立ち上げられたのは20年少し前です。今西先生(当事、民生委員)や中井喜美代さんら4,5人です。その後(二代目)、今中ひでの(民生委員)さん、今下恵子(民生児童委員)さん、小東房子さん。 三代目が、辰巳いくよ(民生委員)さん、下西伸子さん、小東房子さん、中間美佐子さん、。そして四代目が現在引き続いての小東房子(民生委員)さん、辰巳いくよさん、下西伸子さん、中間美佐子さんです。小東さんはこう熱く語られます。「参加してくれる人がいて、サポートしてくれる仲間がいるから続けられるのです。一人では出来ません、絶対に!」

未来へつなげていきたい
 老いから若きへ そして子どもへ
この夏、サロンに来られた方々が自慢げに話されました。「昨年度は西谷で赤ちゃんが五人うまれたんですけど、そのうち玉瀬が三人ですよ」 。なるほど、こんな若いママさんたちが気楽に参加できるような楽しいサロンや地域であれば、若い方たちも住み着いてくれるだろうな、と実感しました。実際、このサロンで若いママさんたちは活き活きしておられたからです。
 また長い間続いている秘訣は、「月二回(二日と一五日)のお茶会サロンを楽しみにしていただいている参加者があってこそ、又後押しされてボランティアスタッフ自身も『好奇心・共に楽しむ・まず、やってみよう!』をモットーとしていて、各々パワーあってこそのサロン活動」だからだそうです。
 ただ、ちょっとだけ課題があるそうです。それは、「男性の参加者が少ない」というよりも「ない」ことです。「女性が強すぎるのかなぁ〜」。小東さんのひとり言です。「何か、良いアイディアを待ってまぁ〜す!!」
地域社会「玉瀬」へこの女性パワーを広げ、深め、未来へ繋いでいってほしいものです。「つなげていくのはたいへんだけど・・・」 と小東さんは語られますが、玉瀬の未来にはあたたかくステキな明かりが感じられました。
(「にしたによいしょ」10月号 特集)