『「生」の喪失』 * No.3291

消えてしまった
跡形もなく 痕跡もなく
「生」
あのとき
そして少し前まで 確かにあった
共にみんなで力合わせワイワイと楽しみ合いながら
そして祈った
石積みの「生」
好きだった 愛していた
いのちの 生きることの一つの希望だった この14年間
石で積み上げた「生」
でも今は何もない
そんなことはお構いなしに 川は流れている
水が少し増して 流れている
喪失ってこんなことなのか


またゼロに戻ってしまった
さて
またみんなで 再「生」
壊れても 喪っても 「生」はよみがえる






※大野良平さん、またやりましょう
 「生」をつくってから、繰り返しの再「生」で、もう14年になるんですね。