『諦めと焦りが混じって』 * No.3238

取り返しがつかない道を
楽しく歩いている


草中にあるあのバラック家には目を背け
人ゴミ地獄の中で右往左往


自分はこれでいいんだ
あるがままに
と強く言い聞かせながら
ピピピコピコ
ハイ、カシャっと
端末と固い絆を
結んで
ただひたすら自己正当化の
道を
ふらふら歩いている





※「道草派の文学ノート」を読んで