『信頼』 * No.3032
そこに何かがある
大切な何かが
好きとか恋してるとかじゃなくて
なんかこう姿勢なんだよね その人の
向き合っているんだ
自分の仕事とかライフワークにね
自分にも嘘をつかないよ
変質したり
消えて無くなったりもしない
その人、ひととなりが全部があらわれる
その人の持っているものなんだよ
それは
信頼
ぼくはあなたを信頼しています
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「死とむきあっている?ネコ」
早朝、ゴミほりに行くとき、うちの田んぼ横の木片チップ山の上に、ネコがまるまっていた。うちへよくやって来る薄茶の斑点のニケのネコだ。でも、今日はジーッとして、
動かない。
まさか、こんなところで寝ているわけないな、ケガはしていない。死んでいるのかな、動かないので気がかりだった。ゴミほりの帰りにネコを見ると、少し手を動かしていた。
その後草刈りをした後で見ると、木片チップ山のふもとの方にいた。少し身体を動かしている。こちらを見たけれど、いつものように逃げない。ぐったりしたままだ。ネコの目は外より内の自分に向けられている。
何かを受け入れだしているような感じがした。
死とむきあっている、死を受け入れだしているのだろうか。
ぼくは人間のいらない世話は止めておこうと思って家へ帰った。
それから朝食をとり、しばらくばたばたした後、見に行くと、ネコはそこにはもういなかった。
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