『信頼』 * No.3032

aiueokaki2017-08-01

そこに何かがある
大切な何かが


好きとか恋してるとかじゃなくて
なんかこう姿勢なんだよね その人の


向き合っているんだ
自分の仕事とかライフワークにね
自分にも嘘をつかないよ


変質したり
消えて無くなったりもしない


その人、ひととなりが全部があらわれる
その人の持っているものなんだよ




それは
信頼







ぼくはあなたを信頼しています









*********************

        「死とむきあっている?ネコ」

 早朝、ゴミほりに行くとき、うちの田んぼ横の木片チップ山の上に、ネコがまるまっていた。うちへよくやって来る薄茶の斑点のニケのネコだ。でも、今日はジーッとして、
 動かない。
 まさか、こんなところで寝ているわけないな、ケガはしていない。死んでいるのかな、動かないので気がかりだった。ゴミほりの帰りにネコを見ると、少し手を動かしていた。


 その後草刈りをした後で見ると、木片チップ山のふもとの方にいた。少し身体を動かしている。こちらを見たけれど、いつものように逃げない。ぐったりしたままだ。ネコの目は外より内の自分に向けられている。


 何かを受け入れだしているような感じがした。
死とむきあっている、死を受け入れだしているのだろうか。
 ぼくは人間のいらない世話は止めておこうと思って家へ帰った。


 それから朝食をとり、しばらくばたばたした後、見に行くと、ネコはそこにはもういなかった。