『遠くにいて』*No.2230

それはたいてい遠くにいる
遠くの知らないところで自由に羽ばたいている
ときどき強く想うと
舞いおりてきて
ぎゅっと抱きしめてくれる
融け合う至福のとき
この頃はなぜかやさしい
想いが通じ合っているからだろうか
それはたいてい遠くにいる
いつもはそれをすっかり忘れている
でもぼくはそれが大好きで
生き甲斐にもなっている
それは