『笑った白い骨』*No.2059

箱の中で寝ている私
美しい化粧
白く冷たく静かに  
もう二度と呼吸はしない
寒い冬の日の
永遠の眠り
今宵は私のために多くの人が
灯を点し悼んでくれる
ああ
いろいろお世話になりました ありがとうございます
いろんなことがありましたけど 楽しうございました ほんとにありがとうございました
私の周りに溢れるほどの花が寄せられ
最後のページを捲って
閉じる
・・・
みるみる
移ろいゆく
時  ・  間
・・
真っ白な骨が
少し笑ったように
コトリと
落ちた