『夏朝のデジタル時計』言葉の展覧会1908

少し秋が忍び込んできた晩夏の朝
用を足し 朝刊をとって戻り
ふと 時計を見ると
ぞろめの5:55
しかし 幸運ではない大雨の爪痕
想定外だらけの惨状
狭い殻の中のまつりごと ・・・
新聞手に取りしばし悶々
朝焼け空と朝露に 
ハッと驚く子どものこころで感動する
遠くの蝉の声 近くに囀る鳥たちを 聴く
しばらくしてもうすっかり青空
浮かぶ綿雲と
東ににょきにょき入道雲
6: 2 7
無 に な って