『女のいない男』言葉の展覧会1863

ポツンと ただポツンと
失われたまま
傷ついたまま
佇んでいる孤独な男
想いを巡らせる蒼い時
もう二度とは戻って来ない
いまはもういない女
かつてあの時
あのあいだ
あの感触だけが駆けめぐる
記憶だけが
女のいない男は
女を想って祈る
ただ祈る




※『女のいない男たち』村上春樹。2ヶ月前から少しずつ読み読みして、やっと読了。