『むぎなでしこ』言葉の展覧会1822

aiueokaki2014-05-18

いつつのややまるまるはなびらに
ひめやかなめしべとおしべのある
ちゅうしんのおくからみっつのてんてんがはしってせんになり
あかむらさきいろのぐらでーしょんのなかでとまる
むぎなでしこのはな
きみどりのつぼみからまきまきばなが
じょじょにじょじょにみえてきて
きょうかいかした
りくぜんたかだからやってきた
むぎなでしこ
深い悲しみを越え
廃墟に咲いた花の子どもたちのおすそわけ

何も無くなった平地に
笑顔の素敵な吉田さんたちが
陸前高田の瓦礫の土を使って
花を植えて咲かせ
星野さんがいただき持ち帰った種が
宝塚の里地で育ち開花した
むぎなでしこ
5月の微風にやさしく揺れている

すっくとのびたきみどりのみきのうえに気品ある花
5月のそよ風にやわらかくなびいている

「生き残るものだけが生き残る
これが生き物のさだめ」

瓦礫のなか
微笑みの花が咲く
希望となって





※星野未央さんが、陸前高田の吉田さんからもらったムギナデシコの種(希望の庭になった)。それをぼくにおすそわけをしてくれました。ありがとうございました、星野さん、吉田さん。



●<星野みおさんからのメール>● 〜早速メールをいただきました〜
・・・・・・  ムギナデシコの花咲いたのですね。
ブログで素敵に紹介してくださってありがとうございます。
月見山のムギナデシコも次々に花を咲かせています。
少しずつ広まってゆくといいな・・・と思っています。
哀しみを越えて笑顔が広がるように・・・。   ほしのみお