『光を浴びて』言葉の展覧会1808

気にするな きみ
こわがらなくていいんだよ
人の心なんてたかがしれている
つまらないものなんだよ
ヒトなんて所詮
バカばかり 邪悪のかたまり
あほうの群衆
おそれるひつようなんてないよ
うつ鬱と 引きこもるなんて
自ら命を断つなんて
そんなちっぽけなことなど気にするな
止めりゃいいんだよ 横に逸れりゃ
しばし旅をすりゃいい



気にすんな きみ
澄んだ青空の心を
ういういしく萌出づる春の山の心を
踏まれてもまた生える草の心を
きみはそんな心を
ひとりじめしているんだ
太陽の光を浴びて