『独り言』言葉の展覧会1776

薄暗がり
用を足しながら
窓を見れば 微かに
揺れる 梅の影



年老いて
おひとりさまの暮らしはどうか



今日は今日 明日は明日
なんとかなるさと
犬と共に暮らす老女
なるようになるしかない
ただ今を生きるしかない
そんなひとの日記を読んだところ



明日は我が身と 窓を開けると
ひんやりとした風が訪れる
夕暮れ空に描かれた山並みのシルエットに
えもいえない
早春の山が眠りに入る