『冬日の詩』言葉の展覧会1551

あのひ ぼくの心に
とつぜん とびこんできた



ぼくはおどろき
人生がかわってしまった



あれから40年
とびこんできたものは
まだピチピチしている



新鮮そのもの
言葉をほっして



さがしもとめて 迷い 惑い
消沈し 混濁 歓喜 想酔



未だ彷徨ったまま
書き探りつつ



冬日の凍てつく空気のなか
寒さよ 滲入して通り抜けよと
手袋もせず自転車を空無に泳がせる