『そんなもんが夢』言葉の展覧会1504


夢って何だろうか
このぼくの夢って

子どものときや若いときには
おおきな夢があった
それが初老になったいま
捨ててしまったか
すでに忘れ去ったか

しかし
ぼくは夢を持ち続けてきたようにおもう
こころのどこか片隅に
捨てず忘れず大事にしまいこんでいるようだ
いまなお・・・

ぼくがしまいこんでいる夢のいちばん大切なものは
言葉を紡ぐこと
つまり詩をつくること
詩を書くこと
今こうして書いているように

他人から見たら
実にくだらん
そんなもんが夢かと言われるにちがいない
ぼくにとっては
そんなもんが夢なんです

詩なんてほとんどの人が読まない
この列島で現代詩を読む人口は500人ぐらいだそうで
1億2千6百万人から見たらマイナー過ぎる程マイナー
でも ぼくはそれは凄いものだとおもう
えーっ、500人も読んでいるのかー

その500人が2倍になり3倍になると
もっと嬉しい
そうすることもぼくの夢のひとつ
だから今なお夢を追い続けている

その夢のために
ぼくは詩を書き続けようとおもう
そして、詩を通じて
夢を売るのです










大地に虹!

詩の友人、渡辺信雄さんの素敵な写真。
「・・・・・ 女の子が「虹が出てるよ…」というので地面を見ると、地に三日月の形の虹ができていました。虹は空に架かるものではなく、地にも出るのですね。」(渡辺信雄)
http://blogs.yahoo.co.jp/noburin_2381/65951542.html#65951542