『大きな穴小さな穴』言葉の展覧会1469

紆余曲折の道を右往左往しながら歩いている
歩む道はこれでいいのだろうか、果たして・・・
雑多な囚われが現れ、ぼくの根底を脅かす
途中どこかで、大きな穴が待っていた
巨大な暗闇の穴を穿って
ここだよ
ここへ落ちるんだよ
ぼくは立ち止まり思案する
自分が歩いている道はこれでいいのだろうか
自ずとぼくは巨大な穴を見ないふりをして
避けて通ったら、
今度は小さな穴がいっぱいあった
しがらみの穴
ここだよ
ここは比較的安全だよ
比較的? ぼくはまた思案する
それでも警戒して
いろんな穴を見ないようなふりをした
ばかりに、ずぶり、ずぶりと嵌まり込んでしまった
過ちの自身の穴の中に