『大人になるとは』言葉の展覧会1465

ぼくはテレビ等に出てくる人を見たり
出会う人を見たりしていると
ときどきこんなことを想う



自分だけのことを考える
ぼくはぼくしか見えない
自分しか見ていない
そして他人のアラばかりを見る
ぼくは幼児のままだ
・・・
いつしか時が経って
はるか上空から自分が見える
ときどき自分だけに戻るが
家族も見え、近所も見える
それから学校も会社も国も見える
やがて隣りの国も見え世界が分かる
地球が回っているのを実感する
ぼくはもう
宇宙の中にいる