『部屋』言葉の展覧会1421

もうかれこれ40年以上のつきあいである
あのときのままのランプ飾り
あのときのあっまの本棚
あのときのままのポスター
いちばん落ち着く所
一時期の不在を経て
ぼくが部屋になじんでいったのか
部屋がぼくになじんでいったのか
「倒れそうな家やな」
と大工さんに言われたが
一緒に倒れてもいいくらいだ
雨の日も風の日もずーっと守ってくれたから
それだけどこか一体化している