『前向きー杉山平一さんを悼んで』言葉の展覧会1314

杉山平一さんが亡くなられた
長年仲好く連れ添って来られた物静かで上品な奥さんが他界されてから5年目
あのときからちょっと元気がないような気がした
亡くなられる3週間前に会って話をしたらとてもお元気でしたよ
と横に座る寺田操さんが言った
やはり前向きだったんだ杉山平一さん 
そう、先日の神戸新聞のインタビュー記事も元気だった
でも命は何時無くなるかわかりませんね
近所だったので何十冊もの本をもらったこともあった
うちの田舎でとれたまったけを持って行ってあげた
ぼくが引っ越してからも毎年、年賀状をいただいた
97歳時の今年もいただいた
この詩はどこかおかしいですな、と言われたこともあった
ぼくの詩集に言葉(序文)を添えてくださった
3.11の後いただいた『希望』はぼくを勇気づけた
「何事にも前向きな父でした」
と息子さんがお葬式の挨拶で述べられた
前へ、という詩が浮かんで来た

あの世でも書いておられるだろう
前向きな詩を




※ご冥福をお祈り致します。


※※あわてて数編まとめて書いたので読み返すと訂正だらけだ。情けない。せめてこの杉山平一さんの追悼の言葉だけは直さなければならない。