『SEKAI』 言葉の展覧会1035

熱の彼方のどこかで
置き去りにされた善意
こんなに愛を欲しがるなんて
ゆがんだ動物だと潤いの目で見る犬
ああ、像の森が消えていく
海の向こうでは誰かが瓦礫に埋もれ
誰かが果敢にたたかっている



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※ 風邪をひいたのか、少し熱があってからだがほてり浮ついている。昨日急に寒くなったせいにちがいない。だるい。時間がだらだらと上空を通っていく。病になると、ひょいとよからぬ記憶が頭をもたげ、あっちからもこっちからもやってきてぐるぐると脳内を駆け巡る。
 朝に洗い物と洗濯を早く済ませ、買って置いていたパセリの苗を鉢植えしてから、フリーな身の特権でずーっと炬燵に入って過ごした。寝転びながら本を読もうとしたが同じページを何度もさ迷っているので、寝ることにした。が、脳の堂々巡りでなかなか眠れない。そうこうしているうちに夜がきた。ちょっとましになったのでメールの返事をしたり詩を考えたりこれを打ったりしている。
 何かだるくて、しんどい一日だった。