『緑の大国』 言葉の展覧会954

aiueokaki2010-11-16

細長く延々と続く緑の光景
その中に点在する都会という砂漠
人はそこに集中して暮らしている
カネがカネを呼ぶと
目先のカネばかりに翻弄されて
見失ってしまった大事なもの



 資源のない国ってほんとうだろうか
 誰がそんなことを言いふらしたのだろう



    砂漠にやたら「装飾」や「照明」、「暇つぶしもの」が増えて
    「華やかさ」と「偽善」、「強欲」の城でカネを転がしている
    だが、気がついたときは未来を無くしていた



  都会と田舎を行き来しているうちにおいらに見えてきたもの
  この日本列島は緑の資源がいっぱいだということ
  そしてそれが便利になった砂漠からは見えないということ



太陽が照り雨がふり
暑くも寒くもあたたかくもあり
それゆえ緑がいっぱい育っている
こんな肥沃な土地があるだろうか 
緑の日本列島



   競争や強さばかりの成長だけを考えて曇ってしまった目
   それがもう限界に達したんだよ 飽和したってことさ
   これからはどう足掻いたって隣大陸の国には負けちゃうよ
   どう張り合ったって大きなダメージを受けちゃうよ
   そしてそんなものに囚われてると未来が暗闇になっちゃうよ



豊かな緑に豊かな海
こんなにも肥沃な 緑の列島 おもてなしの国
無人の小さな小屋に並べられた
袋いっぱいの百円の野菜や果物
これからは未来の目をもって量より質、心の贈り物で
ゆっくりのんびり み・ん・なで助け合って楽しく暮らすこと
ってなことを呟きながら
おいらは畑を耕している





※●団 鬼六さま
拙い詩ばかり書いていますが、よろしくお願いいたします。
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