『戦争また』言葉の展覧会787

それはすぐにやってくるのではない
日常のなかにひそんでいて
わからないように蜷局をまいている
じっとまちかまえて
日々の微妙な動きの中から
ちょうどこの時がいいぞという空気になったときに
それは頭を擡げる


それはある者の空想
歪みきった思想
どす黒い野望と企み
そして愚かな嫉妬と
破壊の欲望


ある者はグループをつくりシステムをつくり
全体を巻き込み全員を駆動させる


それは人類の汚点
あるいはヒト科の必然