「現代詩状況」言葉の展覧会698

内輪で
うんうん頷きあって
貶し誉め合い
慰めあって
外へはひとつも出ようとしない


外から見たら
けったいにうんうん考え
おかしなものを書きつづけ
誰も読んでもくれないので
他者を排除し
自分たちだけでさも孤独そうに
さも人類の悲哀のように
交換し合う
怪しげなカルト集団のよう