「夜をみる」 言葉の展覧会657
夜の影
陰
蔭る迷宮
植物たちのかすかなざわめき
夜を突き破る
樹木の
微妙に曲がった一枝と
一つの葉と
はかなく昏く光る闇に
ぽっとうかぶ白い花
夜と四時のあわい
そこにひそむ迷いは
不明なままに
未明から夜を
夜から未明を観る
終章の余白
宇宙の端っこにつながる死
影はとこしえにゆらぎ
ただよう
(たかぎたかよしさんへ)
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※たかぎたかよしさん、詩集『四時ー夜をつたう』(2008)をありがとうございました。
※今日も田舎で、黒豆畑の草引き。汗だく。なんとか終了。もうさやに実をつけ始めている!!