「墜ち葉」言葉の展覧会598
夏の日の
ブヨブヨンの
ためいきの
身にしみて
ひたぶるに
うらめしい。
金のおとに
胸ふたぎ
色かへて
涙ぐむ
昨夜の宿の鏡の
おもひでや。
げにわれは
うそぶいて
こゝかしこ
さいげんなく
偽装する
墜ち葉かな。
(タオル・ヴェタヌーレ「海弔音」より)
夏の日の
ブヨブヨンの
ためいきの
身にしみて
ひたぶるに
うらめしい。
金のおとに
胸ふたぎ
色かへて
涙ぐむ
昨夜の宿の鏡の
おもひでや。
げにわれは
うそぶいて
こゝかしこ
さいげんなく
偽装する
墜ち葉かな。
(タオル・ヴェタヌーレ「海弔音」より)