「海峡花火」 言葉の展覧会272

夜空の

暗闇の


うつろいのなかで
ぱっとさいて
ふっとちる
うみのうえ
わずかのよいんをのこして


    生のよろこびと
    はかなさ
    死のかなしさと
    ふかひせい
    海にうつる
    生と死の饗宴


現実と冥土の
その境で
花火はあがる