言葉の展覧会231

すっかり衰弱してしまったと思われたが
どっこい
地下では か細いながらも脈々と
息づいていたんだ

かすかに吐き出す言葉に
それが見てとれる
他がどう言おうと
自分の中ではそれこそが頼りで
せいいっぱいのチャレンジなのだ

渇きを潤すいっぱいの
清涼水である
それは地下から汲まれてくる