「ひらひら歴史観」言葉の展覧会226
ひらひらと
言葉が舞っている
空虚に
どこいくともなく
地に着いていないので
しらずしらずのうちに
わが思い込みの右の方向へ
ひらひら行くばかり
ひとりよがりの思考は以前のレジームなのだが
おおっぴらには言えないので
空の言葉だけが
ひらひら
中身はなんの謙虚さもなく
確実に歪んでいるので
だらだらのひらひらが
つづいてばかり
おまけにちゃんと分かっていない
連中ばかりを子分にしているので
愚かな火種が
あっちにぽっ こっちにぽっ
今日もまた
たるんでしまった歪み口から
不見識な火が噴いた
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