「テロの温床から俯瞰へ」  言葉の展覧会152

aiueokaki2007-04-20

時代は大きくうねっている
いつの世も生真面目で不器用な人がいる
あれよあれよと言っている間に
世の中はどんどん変わり
そのめまぐるしさに突き放され
翻弄され
もう流されるだけ


こんなひ弱な自分なのに
何かを過剰に守らなければならないと
誰かを攻撃しなければならないと
追い詰められ
思い込んで
気持ちが高まって
殺が芽生え
とうとうヤッテしまった


急速な変革期には
心に闇が溜まって
惨い殺が流行る


しかし
ちょっと立ち止まって考えてみたら
今のこの高揚した行動もあの切実な政治家や評論家の弁も
長い歴史からみたら
誤っているかもしれない
恐ろしい結末をもたらすかもしれない
だとしたら
いま自分のしていることは・・・


この大きな変革のうねりのなかで
言えるただ一つのことは
俯瞰せよ


歴史を俯瞰せよ
世界を俯瞰せよ