2007-03-25 「青い夕暮れ」 言葉の展覧会126 あいまいな時間は なんと胸をしめつけるのだろう わたしはよろよろと 青い世界を彷徨う 別れたはずなのに いつも夢に出てくるあなた もう何ヶ月も経っているのに おもいだすあなた 逝かない恋 青い夕暮れは たよりなくもどかしく 哀しい ばら色の昼は終わり ほろ苦い風が吹いて ぬるい眠りを覚ます 指先が青く染まって ・ ※『ぬるい眠り』江國香織(新潮文庫)を読んで