言葉の展覧会５７

　　　　　　　　　荒野

何もかも罅がはいって
崩壊寸前であるが
表面は美しく塗装されている
一時凌ぎの虚栄と快楽に酔い痴れ
枝葉末節の雑念に囚われ
退屈の埋め合わせに翻弄し
てんでバラバラに好き勝手に動き回っている
やがて邪悪な力によって吸引されるにちがいない
その単純なる糞への靡き方をみてみよ
見かけはしっかりしているが
心の奥の荒野は広がる
然りとてサリよ
世を儚まないで
答はまだ出さないほうがいい
荒野はちと厳しいが
風通しがいい

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金曜の夜は、真面目な日常からガラッと場面転換して
同僚と大酒をくらいバカ騒ぎをする
土曜日も場面転換
旧友と酒を酌み交わし大いに歌い泊
そして日曜日
懐かしい日々を語らいながら街を散策
しかしながら連チャンの酒は辛い
体はダルく頭がドンヨリ

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昨夜大学の友人二人と飲んだ後、Ｍとこへ泊。独り暮らしの彼の部屋には余分の布団が無かったので、寝袋を出してくれた。暖房もなくちと寒かった。Ｍは昨年、早い目に会社を退職し、今月末に故郷の広島に帰る。家も姉夫婦の近くに新築したと言う。
２００７年、ぼくら団塊の世代の大移動が始まる。

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今日は一日、彼が長年住んだ池田の街を歩いた。彼のマンション前の中国の庭園を真似た高台の噴水池のある公園、あの児童殺傷事件があった付属池田小学校（４時間程、池田の街を歩いたが、路地や公園などで子どもたちが遊ぶ姿を一人も見なかった。あの事件が尾を引いている？）、池田城跡公園、地酒「呉春」の酒蔵、街の商店街や路地、インスタントラーメン発明記念館（安藤百福さんは世界の発明王の一人。世界の食生活に貢献。ここには子連れ家族がいっぱい）、・・・